宮崎県三方岳(1479m)

九州百名山(山と渓谷社「地図帳」)No76

 

登山道沿いに咲くミツバツツジとホウの新葉

 

 

2017年5月9日 アケボノツツジと大学の演習林を見に大河内越から往復する



 「三方岳」の名称は紛らわしい。同じ宮崎県内の脊梁に「三方山」が存在するからだ。三方山は天主山のレポートに 記述)
 この山域には広大な原生林が広がり、全域が九州大学の演習林に指定されており、登山ルートはその周囲に当たる尾根つたいに1本だけ開かれている。

 椎葉村から林道を越えて国道388号線に出て大河内越の峠まで登ってくる。国道とは名ばかりの1車線の狭い酷道である。アプローチが悪いためつい先送り にしてきたが、アケボノツツジの時期とあって今回初挑戦となった。


大河内越駐車場9:30-1367mピーク10:30-主稜線へ11:40-三方岳12:05(駐車場)12:30-1367mピーク13:40-駐車場 14:15



 

 
 
 
峠に5~6台の駐車場があり、登山路は正面右側の杉山へと入っていく。

  演習林であることを示す看板。   尾根筋の1367mピークまで、しばらく急登が続く。途中木製の階段もあるがかなり傷んでいた。
         
1時間ほどで1367mピークにたどり着く。これから先は緩やかな稜線歩きが始まる。

  稜線沿いにはブナやモミ・ツガ、ミズナラなどの巨木も多く、爽快な山歩きが楽しめる。   ブナの枯木。
         
主稜線上に上がると尾根幅も広くなり、急に周囲が明るくなる。
  この辺りは台風の影響か、尾根筋はほとんどの樹木がなぎ倒されている。スズタケもシカの食害のためか高木がなくなったせいか全滅している。
  日当たりがよいところではアセビなどの低木が茂り始めるようだ。

         
枯木の脇には至る所に新芽が出ており、森林の再生につながればよいが・・・   主稜線の先にアケボノツツジの姿が見え始める。案内本などでよく紹介されているが、数はあまり多くはない。
  山頂の眺望はあまり良くない。
 
南の方角には市房山(左側)が大きく広がっている。  

              

       
オオカメノキ


ホウの新葉
ホウの種子か?
         
シキミ?   ホコリタケのようなキノコだろう   かなり古そうな地層。薄く層になってはがれていく。