熊 本県八方ヶ岳(1052m
九州百名山地図帳(山と渓谷社) No46

2018年11月24日班蛇口コース~上虎口コース  2017 年3月4日矢谷渓谷から周回  2015年6月1日矢谷傾向から周回  2013年2月11日上虎口コース

2018年11月24日 班蛇口登山口から登り、上虎口登山口へと下り林道を歩いてもどる

班蛇口(はんじゃく)コースわきの岸壁 サルの顔にも見えるが・・・



 八方ヶ岳へは北側の矢谷渓谷側から登るのが一般的だが、今回 は東側の班蛇口(はんじゃく)登山口から登って、南側の上虎口(かみこく)登山口へ下るコースをたどってみた。
この場合どこからスタートしても5km以上の林道歩きが必要なため、今回は、班蛇口登山口へ上る林道の分岐点に駐車して左回りに歩くことにした。

駐車場所8:55―班蛇口登山口9:15―班蛇口分岐10:15―八方ヶ岳山頂 10:25(昼食)11:10―林道出合11:45―上虎口登山口12:00―駐車場所13:10
(全行程9.5km)


         
 班蛇口登山口への林道の分岐点は広くなってお り、十分な駐車スペースがある。

   駐車場所からの林道は伐採跡地の中を通り、高 度を上げ、広い班蛇口登山口駐車場にたどり着く。

   この先林道を少し進んで、左へと登山道は上 がっていく
         
 自然林の中にわずかばかりモミジの紅葉が残っ ていた。

   このあたりから先は急傾斜が続く。足場が悪いわけではないが、とにかく傾斜がきつい。ロープを頼りに滑らないよ うに這い登る。

   登山道の真ん中にタヌキの糞だまりがあった。
         
 急坂が緩くなるとほどなくして穴川越えからの 稜線に出る。ここまでくれば山頂はあとわずかだ。

   山頂の眺めは素晴らしい。南の熊本方面から東 の阿蘇、九重、酒呑童子、北の釈迦、御前、古処山、西の小岱山、三池山と四方の眺望が楽しめる。

   南の上虎口登山口へは杉林の多い急坂を下る。

         
 途中、林道と出会った場所からルートが分から なくなる。わずかなリボンをたどったら登山口の西側に出てきた。上虎口登山口まで10分ほど余計に林道を歩くことになった。

   林道から見上げた下山ルートの尾根。秋を満喫 しながらこの先4kmほど林道を歩いた。    駐車場所から穴川方面へと車を走らせると突然 崩落場所に出くわす。引き返してダムサイトへと下り帰宅できたが、林道の途中には何の表示もなく不親切極まりない。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


2017 年3月4日 八方ヶ岳へ 矢谷渓谷から周回コースで 
 
 
  渓谷沿いの登山道はうっそうとしており「森の精」が宿るといった感じである
 

 今回は孫を連れて3人で八方ヶ岳へ登ることにした。前回同様に矢谷渓谷から周回コースをたどることにした。


江良橋付近の駐車場9:35―登山口9:50ー穴川越10:45-八方ヶ岳山頂 11:40(昼食)12:30―林道分岐13:20―駐車場14:00 (全行程8.0km)


矢谷渓谷登山口。この辺りは花崗岩の上に安山岩交じりの土砂が覆ってお り、間から清水が流れ出ている。 ここからしばらく林道を歩き左手の山道に入る。
登山道沿いの雄滝、女滝。水は澄みきっている。 渓谷沿いの道から階段で左手に登る。渓谷の水も次第にすくなくなってく る。
尾根に近づくにつれて大きな石が現れる。この岩には祠があり山の神?が 祀られている。 アオキの実が美しい。 炭焼釜の跡が数か所残っている。中にはきれいに復元されているもののあ る。尾根の上の穴川越はもうすぐだ。
穴川越えからは大きな崖を迂回しながら尾根を登っていくと「班蛇口(は んじゃく)登山口」への分岐に至る。

この辺りは軽快な尾根歩きである。最後に「山ノ神ルート」への分岐を過 ぎて山頂に出る。 山頂からは360度の展望である。この日はガスっており遠方は見通せな かった。
山頂から竜門ダム湖を望む。わずか5km程度である。その先はうっすら としか見えない。 山ノ神ルートは、山頂から2つほどのピークを越えて一気に下り始める。 急斜面をジグザグにひたすら下る。
下り途中から見上げる「カニのハサミ岩」。道案内が立っているので多分 登れるのだと思う(地図には表示なし)。


1時間ほどで林道に下る。ここからの林道歩きは退屈な ものだ。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2015年6月1日 矢谷渓谷登山口から山の神 への周回コースへ
 
 
              矢谷渓谷からの登山道は渓流沿いにしば らく進む。うっそうとした森は深い。 

 八方ヶ岳には、昨年南側から登りました が、杉の造林帯が長く面白味に欠けるものでした。今回は知人からの誘いを受けて、北側の矢谷渓谷から上り、
山の神に下る周回コースで登ることにしまし た。
 登山口(矢谷 橋)8:50ー穴川越(尾根筋へ)10:00-八方ヶ岳山頂 11:00(昼食)12:00-林道合流点13:10-登山口(矢谷橋)13:50

矢谷方面の 登山口は、キャンプ場の上の林道沿いにあり、数台止められるスペースがある。 北側も、下 部は杉等の植林帯が広がっているが、小さな渓流も流れており、なかなかいい感じである。
このコース も後半には急なところが何か所かあり、梯子やロープがかけられている。
山頂だけは森から抜け出ており、いい眺めで ある。(この日はモヤ?pm2.5?がかかり麓も霞んでいた) 頂上直下の山の神ルートの分岐点。ここから左折すると山の神コー ス。こちらの道は少し荒れている。
下山途中に咲いていたナルコユリ?


登山口へ戻る林道の途中からカニのハサミ岩 が見上げられる。 この辺りは山の北側に位置し、水も多いこと から植物もうっそうと茂っておりこのような巨大なシダも見られる。


 約5時間で一回りして下りてきたが、南側の登山ルートと異なり、矢谷からのコースは水と自然林帯が深山の趣を醸し出し、なかなか良いルートでした。
道標等も整備され安全に歩くことができます。しかしながら山の神ルートの方は利用者も少ないのか登山道もやや荒れています。
 上半分は急斜面をジグザグに下るのが延々と続きうんざりするほどでした。下半分は谷の中を歩くコースで岩がごろごろしている中を歩くのは疲れます。
さらにこの部分は、夏場は藪がひどくなりそうな感じです。
 八方ヶ岳に3方向から登った感想ですが、矢谷からのコースが断然お勧めです。楽なのは南の上虎口ルートからだと思います。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


2013 年2月11日 八方ヶ岳へ南側の上虎口登山口から
    夫婦二人で、菊池側から登りました。ただひたすら急坂を上るといった感じです。山頂近くに出てからの眺めは素晴らしい。