群馬県谷川岳(1977m)
日本百名山 No36
天神平付近から山頂を望む
2018年7月1日 史上最速の梅雨明け(6月29日)を受け初夏の谷川岳を歩く
谷川岳は、我々の若いころには「山岳遭
難の多い『魔の山』」であった。どこか近寄りがたい存在であった。 しかしながら、その後いろいろな紹介等を見ていると稜線の登山道は安全であり、おまけにロープーウェーを利用すれば楽に登山できることを知り、いつかは 登ってみたいと思っていた。 6月末は梅雨の真っただ中でうっとうしい日が続くなか、関東甲信地方はどうやら梅雨明けしそうだとの予報が流れた。妻との相談もすぐにまとまり、急遽2 人で関東遠征することになり、麓の水上温泉に前泊、土合口からロープーウェーで天神平へと登ってきた。 何も知らずに出かけてきたが、この日7月1日(日曜日)は「山開きの日」であり、人の多さには閉口した。が、好天に恵まれ、一足早い夏山を堪能できた山行 であった。 天神平駅9:00―熊穴沢避難小屋9:45―肩ノ小屋11:45―トマの耳12:00(オキの耳途中まで往復)―肩ノ小屋 13:00(休憩)13:15―熊穴沢避難小屋14:30―天神平駅15:10(全行程6.5km) |
登山口の駐車場は立体駐車場である。山登りの 立体駐車場は初めての体験だ。「ショッピングセンターではない!!」と頭に言い聞かせる。 | 天神平へ登るゴンドラリフト。20人程度は乗
れそうである。 |
天神平駅を出るとゲレンデである。ゲレンデは
ニッコウキスゲが満開だ。右手にリフトもあるが、我々はここから巻き道を歩くことにする。 |
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天神平から見た谷川岳山頂。薄くかかっていた
雲もこの後次第に晴れてくる。 |
登山路は整備されているものの、何せ人が多い。おまけに道を譲らない先頭集団に阻まれて長蛇の列となる。後方は
蛇腹運動となり、停滞と早足移動を余儀なくされる。「道を譲ってくれえ~}「疲れるう―!!」 |
やっと避難小屋に到着。先頭集団も回避でき、 これから先は渋滞も少なくなった。 | ||
稜線上で一休み。左手に「天神平」のゲレンデが見えてい
る。 |
山頂へと続く稜線の登山路。なんとも気持ちの いい眺めである。 | 肩ノ小屋の屋根が見えてくる。もう少しであ る。 | ||
肩ノ小屋に到着してみると周りは休憩や昼食を
とるグループでごったがえしている。都会の山は通勤電車並みの混雑かと思え、我々田舎者にはげんなりである。 |
「トマの耳」に到着。ここで記念撮影。山頂も
混雑しており記念撮影も順番待ちである。 |
山頂から北側を覗くと深い谷には雪渓が残っている。右の尾
根が西黒尾根らしい。結構ハードな尾根道のようだ。 |
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しばらく休憩した後、
前方の「オキの耳」へと向かうが、途中で妻の足がひきつったためやむなく引き返すことにした。 |
妻は足をかばいながら慎重に歩いているが、小 生は肩ノ小屋で飲んだビールのおかげで、少し楽しい気分で坂道を下って行った。 | ここの山は蛇紋岩からなっている。白くて美し いがよく滑る。乾いていても滑るので、雨で濡れた日はまさに地獄であろう。 | ||
出合った 花々 |
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シャクナゲ | アカモノ | ベニサラサドウダン | ||
ギンリョウソウ | コバイケイソウ | イワシモツケ | ||
タニウツギ | ハクサンチドリ | ホソバウスユキソウ | ||
ミヤマカラマツ | ? | ニッコウキスゲ | ||
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