大分県 祖母山系 大障子岩(1451m)

九州百名山(山と渓谷社「地図帳」 No39

 

2017年5月1日・・・・

 九州百名山には祖母山系から大分県の5つ、宮崎県の2つの合計7つが選ばれている。この大障子岩は、これまで一度も登る機会がなく最後まで残っていた山 である。メインルートから離れていることや、ルートが厳しそうなことから敬遠してきたともいえる。竹田側から祖母山系を眺めると、一番手前に荒々しく横た わる尾根の上にあり険しさも実感できる存在感のある山である。この春、アケボノツツジの開花に合わせて尾平側から登ってみた。

 高低差900mを往復6.5kmで登りきる急登である。おまけに登山路も荒れており、十分注意しないと滑落や落石の危険があると感じた。厳しい山であ る。

 

下尾平登山口(道路わきに駐車可)9:15-渡渉点9:25-愛しの滝分岐10:25-八丁越11:35-大障子岩山頂12:30(昼食)12:50-八 丁越13:15ー愛しの滝13:55-登山口14:45(全行程6.5km)

 

 

   
尾平集落の手前の登山口。道路が広く県道沿いに駐車可能である。ここから右手に林道を歩く。
  渡渉点を過ぎると荒れた林道が谷沿いに登っていく。数回谷を渡り急峻な尾根を登り1000m付近でまた沢に出る。   正面に「愛しの滝」が現れる。写真の左側を這い登って滝の 上部に出る。
   
滝の脇は結構厳しい崖である。ロープ等を頼りに慎重に進 む。   滝上部の分岐点。我々は左に進み、峠下で右側のスズタケコース(愛山新道?)と合流したが踏み跡はかなり不明瞭のようだった。   滝の左側の谷を登りつめると大きな岩にぶつかる。ロープを頼りにその周りを尾根まで這い上がる。
   
その後は、尾根づたいに峠へと高度を上げていくが、かなりな急斜面である。   八丁越に到着。これから先は標高差150m程度であり、やっとピークを越えた感じだ。   尾根道はアップダウンの連続だが、花々が出迎えてくれた。アケボノツツジがこの辺りでは開花している。
   
中には満開の株もある。
  マンサクの花も開いている。   尾根道の先に大障子岩の岩峰が見えてくる。登山道は右側へと迂回している。
   
尾根道のアップダウンが最後まで続く。時間がたつとどうやって登ったか写真を見ても思い出せないけど・・・とにかく登ったのだ。   大障子岩の頂上にて   頂上から祖母山を見る。手前のピークは障子岩尾根の1433mピーク。八丁越はその手前の鞍部に当たる。