大 分県中山仙境(317m)
九州百名山地図帳(山と渓谷社)No25


2016 年11月7日・・・国東半島夷耶馬(えびすやば)の中心地 奇岩が連なる中山仙境

 
 
  無明橋。崖下の樹木が伸びており、残念ながら高度感が感じられない。
  この橋は両側からの2枚の石板を中央で突合せ、バランスをっとっている。突合せの角度が水平に近いのでいつか落ちないかと心配する。

  
 山頂の岩尾根から崖を下り隠堂を経て中坊中登山口へと下る。こんなところによくぞ 道を造ったなという感じ。頭上の岩は大丈夫かな??
 300m足らずの標高で実に面白い地形をなしている山だ。



駐車場11:10ー前田登山口11:30-合流地点12:20-無明橋12:45-高城山頂13:00 13:20-中坊中登山口14:00―駐車場 14: 10



前田登山口。道路からいきなり石碑の間を急階段が登っている。
登山道わきには至る所に仏像がある。札所の表示も10 番まであるようだ。仏像の表情がそれぞれ個性的である。


登山道わきの大木が倒れ、穴が開いている。穴をくぐり抜けているのが分 かるかな?


1時間ほどで駐車場から登ってきた道が合流する。
合流地点から尾根道は険しくなり、クサリ場などをぬけるとひょっこりと「無明橋」に出る。右下 には迂回路も。


高城山頂にて。高城は南北につながる岩尾根の一角にあり、東側は 100m程の断崖である。


山頂から東側には東夷耶馬の岩峰が連なっている。
北側は周防灘へとなだらかに傾斜している。この界隈は南北に谷が走り、 間に岩峰を抱く尾根が走っている。写真の中央付近が前田登山口。


南側は痩せた岩尾根である。帰りはこの馬の背を次のピークまで辿り、そ こから左側の崖を一気に下る。


クサリを頼りに崖を下る。岩は礫を含んでしっかりと足場が確保できるの で安全である。
断崖の中腹に幅1m程の段差がありそこが通路となって いる。上も下も数10メートルの崖である。雨の日には通りたくないルートだ。


後半は杉山の中を一気に下り、中坊中の登山口にたどり着いた。


途中で出会った仏像の数々。どこか微笑ましい表情だ。

同左(前田登山口付近)
同左(隠祠付近)

 この山では無明橋がよく写真に写されており、山の顔のようになっている。しかしながら、この橋は写真から想像するほどスリリングではない。
私はむしろ、山頂から中坊中登山口へ下るルートの方がこの山の凄さを感じさせてくれると思っている。
国東半島の田原山や安心院の鹿嵐山、耶馬渓の競秀峰など、いづれも標高は低いものの連なる岩峰が独特の地形を形成しており、同様の魅力を感じさせる。
 なかでも競秀峰や中山仙境は素朴な仏教信仰と重なって大分のもつ文化風土が感じられ、味わい深いものがある。








2013年 11月5日・・・中山仙境と両子山


 
友人3人で国東半島へ。前回の山行で、奇岩怪石で知られる中山仙境の無明橋の写真はとても怖そ うなので実際にこの目で確かめようということになったため。
 せっかくなので半島最高峰の両子山にも登ろうということになりました。
中山仙境へは夷耶馬農村公園駐車場(11:10)-無明橋ー高城山頂(12:10) 昼食ー中坊中ー駐車場(13:10)

  
途中から。中央は高城、左ピーク後ろに無明橋  無明橋直前の鎖場。登ったところが無明橋。   無明橋。途中の断崖を覗くほうがずっと怖い?


 
高城山頂にて。狭い。              山頂から中坊中方面。この先で崖下に下る部分は圧巻。


両子山へは、両市寺(13:45)-両子山頂(14:30)-お山めぐり(鬼の背 割、百体観音、針の耳)経由ー両子寺(15:20)
  
寺の紅葉は2,3分といったところ。      境内から舗装道路を上る。20°程度の急こう配。   山頂には中継所等が乱立しています。  


  
展望台にて。晴天でもpm2.5で視界悪し。     下りには、お山めぐりの「鬼の背割り」と「針の耳」を通る。どちらもなにかしら子供だましみたい で・・・