ス キー場駐車場に駐車して林道を歩いてゴボウ畠(登山口)へ。車で登ることも可能だが林道沿いの自然林は歩いても気持ちがよい。 | 登 山路はウッドチップや小石等で整地されており歩きやすい。樹木名のプレートも点々とあるが、残念ながら読み取れないものも多い。 | ほ どなくして白岩峠に着く。この日、平地では34度が予想されているが、ここの寒暖計は19度を指している。風が心地よい。 | ||
峠 からは霧立越の道が緩やかな傾斜で延びている。ブナの倒木にはキノコも生えている。いかにも食えそうだが・・・・? | 白
岩一帯を保護するネット設置の趣旨等を書いた看板が道路わきに立っている。その先には・・・ |
金 属製の防護ネットと内側には合成樹脂製のネットが張られている。シカやイノシシから植物を守ると同時に、ニホンカモシカなどの希少生物がネットにかかって 亡くならないことを願いたい。 | ||
ネッ トに保護された一角は、地面までが緑に覆われており、改めてシカ等の被害の大きさに驚かされる。 | 山 頂付近は小さいながらもお花畑である。満開の花もあるが蕾のものも多い。写真はキリンソウ。 | 白 岩からは正面に脊梁の山々(中央左が国見岳、中央右に高岳と三方山)が見渡せる。 | ||
白 岩から引き返し、峠からゆるい坂をだらだらと登ると向坂山の山頂に着く。 | 山 頂には、大きなナナカマドの木が数本ある。秋の紅葉時期もよさそうだ。 | 山 頂からスキー場へと下る。後方のガスがかかっている山は小川岳。このスキー場、入場者数の減少で来年営業するのかは分からない。 | ||
白岩付 近の花々 |
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シモツケソウ
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ヤ マアジサイ | コ ウスユキソウ ではなくヤハズハハコグサ | ||
イ
ワキンバイ |
キ ヌタソウ? | ヤ マボウシ | ||
バ
ケイソウ |
コ ナスビ(峠から白岩の間の道端に) | オ オヤマレンゲ(向坂山頂からゲレンデの間に) | ||
シ
コクシモツケソウ |
ウ ツボグサ | ? | ||
? | ? |
? |
登 山口からほどなくして谷筋に入ると、保護柵の中にキレンゲショウマの群生が広がる。 | キ レンゲショウマの花。大半はまだ蕾であったが、数輪だけ開花。 | 谷 筋にはシシウド(?)の花も。 | ||
谷 筋から登山道に戻る。登山道沿いに散らばるシカのシカバネ。ネットに絡まったか? | ホ
トトギス。ゲレンデから向坂山頂への間や白岩付近など方々に咲いていた。 |
白 岩の保護柵の中へ入るとオオルリソウの群落がある。るり色の小さな花が、やっと数輪咲いていた。 | ||
ウ バユリ。木陰の薄暗い場所に咲いている。花の時期には葉(歯)が枯れ始めることから名づけられたとか。 | チョ ウのアサギマダラ、遠距離移動することで有名。このチョウはイケマ(登山道沿いにたくさん繁茂)の葉を食べるとか。 | ツ
クシノタケ。シシウド族に属する。葉柄の付け根が袋状になっている。漢字では「筑紫野竹」か |
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キ ヌタソウ。花は十文字。葉は4枚の輪生で3本筋あり。実の付き方が砧(きぬた)の形だとか。 | シ コクママコナ。下方の花弁に2つの白いふくらみがあり米粒状であることからママコ+ナだとか? | ホ ソバシュロソウ? 不思議な色の花だ。 | ||
ヤハズハハコ。葉に毛が生えており、前回コウスユキソウと間違えてしまった。 | ホタルサイコ。花が放射状に広がり蛍の光を連想させるとか。葉は無 柄で基部が広がり茎を抱く。 | キ リンソウ。1輪だけ残っていた。 | ||
オ ニユリ。山頂周りのあちこちに咲いている。 | ウ ツボグサ。 | カラマツソウ。花のおしべが房状に着き落葉松の葉の付き方に似ているとか・・・ | ||
コ ウスユキソウ。エーデルワイスの仲間で、九州では珍しいらしい。山頂南面で初対面。 | ソ バナ。山頂周りに群生しているが、時期が早かったらしく、開いていたのはこの1本だけだった。 | ??? 山頂東面にあった花。花の付き方はホソバシュロソウに似ているが色が・・・ |
ゴボウ畠(白岩登 山口)のすぐ先から谷筋に下ると、今年もキレンゲショウマの花が咲いていた。今年は猛暑のせいか昨年よりも早そうだ。 | 一面花が着いてい るものの蕾や開きかけのものが大半で、花先が開いているのは少ない。岩と渓流に足を取られながら近づいて撮影。 | 谷筋への道端にヤ マホトトギスの花が残っていた。 | ||
谷筋にはゴボウら しき株(フキにも似ている)も多い。ここの地名「ゴボウ畠」はこの植物由来であろうと勝手に解釈した。 | 谷筋から林道へ登
り、ゲレンデを経由して向坂山へと向かう。アサギマダラの姿があちこちで見られた。途中であった人は「ここまでで30数匹見た」と驚かれていた。 |
向坂山山頂にて。 | ||
山頂から白岩峠へ と稜線を下る。 | 峠の温度計は 24℃を指していた。平地より10℃以上低いことになる。 | 登山道わきにはス ギゴケが美しい。 | ||
スギゴケの中から 顔を出したキノコ。いかにも食えそうだが・・・ | 枯れたブナの樹に
はびっしりとキノコが付いている。ブナの樹だから「ブナシメジ」といいたいがどう見ても違うようだ。 |
白岩の保護区域に
入ると一気に花が増えてくる。最初に出会ったのはツクシノダケ。袋状の部分から枝が出てきており不思議な格好をしている。 |
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ソバナではなかろうか。薄い青から白色まで色の変化が楽しめる。昨年は1株だけしか咲いていなかったが今年は多
かった。 |
ヤ マシャクヤクの実。清楚な感じの花からは想像できないどぎつい実である。 | シコクママコナの 花。米粒がピンボケで「おかゆ」状態になってしまった | ||
ホツツジの花。白 岩山頂付近にあった。 | カラマツソウ? | 白岩山頂にて。頂上直下で10数人のグループとすれ違ったため、山頂では静かに食事することができた。 |
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山頂の岩かげのヤ ハズハハコ | 岩の隙間のキリン
ソウ。この時期には実を付けていた。 |