大 分県耶馬渓競秀峰


2015年3月24日大分県耶馬渓の奇岩「競秀峰」めぐり

 
 青の同門駐車場上の競秀峰の一部
                                            登山口の案内図から

 耶 馬渓の中心地「青の洞門」の上部に覆いかぶさるようにそびえ立つ岩峰の連なりが「競秀峰」です。
  今回、このコースの南端にあたる弘法寺登山口から登り始め、「陣の岩」を通過してこともあろうに北側登山口のさらに500mほど北側に一旦下り、????
改めて北側登山口から登りなおして弘法寺登山口まで歩くことになりました。(その理由はあとで記述します)

 弘法寺登山口11:30ー陣の岩11:45-北側登 山 口の北500m(遠貴神社横)13:15-北側登山口13:30昼食13:45-中央下山口への分岐14:30―弘法寺登山口15:10



登山口から 崖の上部に至る整備された道。
途中に説明板もあり。

一の峰、二 の峰を過ぎ、三の峰からの展望。
絶壁上の絶景かな?

妙見窟の立 派な祠。仏像等は文化財に指定されているとか・・・
 


不動窟の不動明王像。
ちょっとかわいいお顔です。

中央駐車場への分岐を過ぎると、ルートは次第に厳しさを増してく る。
「三陣の洞」は巨大な洞が3つ連続してあり、
それぞれに仏像が安置されている。
 

いよいよ最後の「陣の岩」の下の巻道にさし かかる。道幅1m弱。用心!用心!


頭上の岩までの高さは低いところでは1. 2m程度か。ここでは、身体の向きを変えるとリュックがひっかかり谷に落ちそうで怖い。
 

崖の下は数10mはありそう。写真ではとて も怖いが、通ってみると案外安全に通れるものだ。
「陣の岩」 の真下を一回りして上に登るとここからの眺めは最高。足下の崖の途中を回ってきたと思うだけでも感動?


「陣の岩」 から見た「競秀峰」の連なり。正面に見えるのが帯岩(現在は立ち入り禁止)。崖下に「青の洞門」の旧国道トンネルが見える。
 

「陣の岩」山頂に咲いていた??ツツジ。
「陣の岩」から上部につながる「馬の背」の やせ尾根。こちらがコースの道だと勘違いし、悲劇は始まったのだ!!!

※ 当初は弘法寺登山口から登り始め、コースを経て北側登山口に下る予定であった。登山口から「陣の岩」までは順調に行けたのだが、ここから悲劇が始まっ た。
「陣の岩」の突端左側に道標が立っており、下矢印に「妙見窟、公共駐車場」と書いてある。「ははーん、祠のあるところを経てさっきの駐車場に下る道だな」 と思い、
少し戻ってみると上方向「馬の背」の標識があり、鎖まで付いている。方向的にも北側の岩峰へつながっているだろう」と考え、この「馬の背」を越えていっ た。鎖もしっかりとついている。
が、岩尾根が終わると同時に踏み跡が不明瞭となる。右にも左にも道がない。「行き止まり? おかしい、左手に行っているはずだが・・・」と思いよく見ると わずかばかりの踏み跡が・・・
 「あの駐車場への道以外には別れ道はなかった。人が通らず荒れているのかもしれない。」と思い、わずかばかりの踏み跡をたどるが、そこから次第にやぶこ ぎになる。
どうにか高所に出て眺めてみると眼下に釣鐘岩が見えている。この下に道はあるはずとさらにやぶこぎすると、荒れ果てた林道に。
その先もイノシシの捕獲用檻などはあるが道がない。あきらめてGPSを頼りに灌木の中を北方向へ進み1時間かけてようやく麓に下りてきた。

「競秀峰」の裏側の山中を、「競秀峰」と並行して通っていたことになる。へとへとである。あの看板はなんだったのかと腹も立つ。
気を取り直して駐車場へ向けて旧国道をてくてくと歩き、北側の登山口にたどり着いた。ここで昼食を済ませ、上記のレポートの通りのコースを再度たどるこ とに・・・

 帰宅してからネットで調べてみると、同じ間違いをした人が他にも数人おり、改めて道標の記載が不親切だと感じた次第だ。「探勝道コース」の表記が必要な のだ!!

しかしながら、200mにも満たない低山でありながら、変化に富んだ面白いコースであったことは間違いない。