佐賀県経ヶ岳(1076m)

九州百名山「地図帳」(山と渓谷社)No19

 


馬の背から平谷越へ、きつい傾斜の登山路が続く


2018年12月18日  平谷黒木トンネル脇の登山口から経ヶ岳を周回する

  今年の8月11日、黒木集落から「つげ尾」経由で経ヶ岳に登りかけたが猛暑の中で足が引きつり、頂上直下で引き返している。
 何とか年内に登りたいと考え、今回は反対側の経ヶ岳登山口(この登山口からは数十年前に上っている)から登り、林道を下る周回ルートをとることにした。







経ヶ岳登山口9:15―馬の背10:15―平谷越11:10―経ヶ岳山頂11:35 11:45―つげ尾12:10(昼食)12:20―平谷への分岐13:20―林道出合13:35―(林道)―経ヶ岳登山口14:30(全行程8.4km)

 

         
 トンネル脇の登山口駐車場。駐車場奥に登山口があり、ルート図などが掲示されている。

   途中までは渓谷沿いに杉の人工林の中を歩く。石には苔が生えており、ぬれれば滑りそうだ。
   途中で林道を横切る。このあたりから次第に傾斜もきつくなりだす。

         
 稜線に上がった所が「馬の背」である。名前からやせ尾根を連想していたが、幅の広い尾根であった。「馬の背」よりも「牛の背」、いや「ワニの背」ではないか思う。

   次第に大きな木々が目立つようになり、森がうっそうとしてくる。目の前に「千年樫」が現れる。アカガシの木と思われる。モミの巨木もかなりある。ここから平谷越までは急傾斜の枯れ沢を何度か渡る。    平谷越は十字路になっており、多良岳方面からの登路と合流する。山頂はすぐ上にありそうだ。

         
 山頂へは鎖場が数か所あった。経ヶ岳はどこから登っても山頂付近は傾斜が急なようだ。

   上まで登ると真正面に多良岳が見えてきた。左手は中山キャンプ場付近か。    山頂はせまい。この日は北風が強く、小雪が舞っており、とにかく寒い。写真を撮りそそくさと下山することにした。昼食は風のないところで食べたい。

         
 山頂の北側も急斜面でロープを頼りに下りていく。急斜面を下りきると、そこから先は快適な稜線歩きである。

   しばらく歩くと見覚えのある「つげ尾」の標識が出てきた。風も当らないのでここで簡単な昼食を済ませる。つげ尾から稜線上をさらに北に進む。メインのルートではないので現在位置を確認しながら慎重に歩く。

   途中「釜伏山」、「狸だまり」などのピークを超える。ピークの高低差は小さいとはいえ何度も上下するとうんざりするものだ。これらの名前は山の形状に由来するものと思った。「狸だまり」も狸の糞だまりの形ではなかろうか。






 つげ尾から1時間ほどでようやく分岐点に着いたが、谷へ下る踏み跡は不明瞭である。わずかばかりのテープを探しながら、恐る恐る下り始める。

   林道までの間は、道というより川であった。このルートは登山道の体をなしていないひどい道だ。    ようやく林道にたどり着き林道を下り始める。この林道もひどいもので、路面はさほど荒れていないものの、一部には雑草が生い茂り、イノシシになった気分で歩いていった。
 
       
林道途中から経ヶ岳山頂が望めた。四方のルートが急峻であることが納得できるシルエットだ。