御池駐車場 にて。後方には雲がかかるものの黒岳の姿も見えている。他に登山者はなし。 | 男池からソ
ババッケへ向かう広葉樹林帯。鳥の声が聞こえ、雨に濡れた緑あふれるすばらしい景色である。路面も思ったより歩きやすい。 |
ソババッケ
付近の平坦な窪地。樹木の下には一面にヤブレガサ?のようなものが生えている。 ここから風穴までは滑りやすい苔石の道。 |
風穴に到着。雨の中なので下に降りる気はし ない。この辺りから雨が降り始める。 | 風穴から黒岳への急登。ザレ石で足が滑る。雨具を着ても汗でグッ
ショリ 。 |
山頂に到着したものの雨で昼食をとる気分で はない。そそくさと退散。以後写真撮影もなし。 |
その後・・・ そそくさと山頂から下り始めるが、雨は次第に激しくなり、本降りとなってきた。 下山途中の木の下で立ったまま昼食をとり、また歩き始める。 風穴までの急坂は、心配したほど滑る状態ではなく、ほっとした。風穴も休憩せずに通過。ソババッケまでの苔石に細心の注意を払いながら歩き続ける。この 道では登りに何回か滑ってヒヤリとしたが、下りはびっしょりと濡れているせいかかえって滑りにくいようにも感じた。 ただただ黙って黙々と雨の中を歩き続け、ようやく男池の遊歩道までたどり着く。 入口ゲートを通過する際、受付の方と目が合った。「あんたたちもばかやなー?」とでも言われているようでどこか気恥ずかしい思いをする。 到着後、びっしょりと濡れた下着から靴下まですべてを着替え、帰路に就いた。 夏だから許されることだが雨の中の登山は、苦労はしたが気持ちのいいものでもあった。 修験者が滝行をするのとどこか通じるものがあるのではないかと感じた。滝の水ではなく、雨水にじっくりと3時間洗い清められ、「身も心もすがすがしい気分 になった。」と負け惜しみを言っておきたい。 |