熊本県一ノ峰(857.9m)・冠ヶ岳(1154.4m)

 

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下り道の林道から一ノ峯、二ノ峯を望む

2019年1月30日  雪のない冬枯れの阿蘇外輪の山を歩く

  阿蘇の東に位置する冠ヶ岳へは地蔵峠から登るのがポピュラーで楽である。が、少々物足りないように感じるので、今回は一ノ峯、二ノ峯を経由して冠ヶ岳山頂を周回するコースを組んでみた。
 実際に歩いてみると、さほどハードでもなく、危険性もなく、爽快な草原歩きが満喫できる程よいコースであった。
 ただ、稜線以外には道標などはほとんどない。

登山口8:45ー 一ノ峯9:25―二ノ峯9:45―送電線下10:20―稜線分岐10:45―本谷越分岐11:15―冠ヶ岳山頂11:35(昼食)12:05―送電線下12:15―登山口13:15(全行程10.1km)

 

         
 登山口より100m程上部の空き地に駐車。ここから草原を登って登山ルートに合流する。

   登山ルートは尾根の上を前方の一ノ峯へと向かっている。
   一ノ峰から冠ヶ岳(中央のピーク)を望む。今日はここから左手の二ノ峯を経由して後の稜線に上がり、冠ヶ岳へ登る予定。

         
 二ノ峯を過ぎ送電線下へと登っていく。このあたりの裸地には角閃石安山岩が転がっている。

   鉄塔下を過ぎると傾斜も急になり稜線へと一気に上り詰める。    稜線上で、冠ヶ岳から俵山へとつながる外輪山上の遊歩道とぶつかる。
         
 稜線上から冠ヶ岳(中央右奥)を望む。

   稜線沿いには熊本地震の影響で方々に地滑りが生じている。ここのルートは、以前はこの左手にあったが崩落しており、右手にアルミ製の梯子をかけて迂回路がつくられていた。

   南郷谷側は傾斜がきつい、足元も崩落しており地面がむき出しになっている。
         
 本谷越、ここから右へと分岐する。「800mで冠ヶ岳」と記されている。

   冠ヶ岳山頂かなりの広さがあり、ベンチ等も置かれている。ここからは四方に視野が広がり、雄大な気分に浸れる。    北西には一ノ峯、二ノ峯の尾根筋が見下ろせる。その先には熊本空港や熊本市の景色が広がっているが、この日は霞がかかっており、先の方までは望めなかった。




 山頂一帯は、アセビのつぼみが色鮮やかである。    山頂から尾根伝い西進すると送電線下に出てきた。ここから送電線沿いにしばらく下り、途中から下の林道めがけて藪こぎをして登山口へと下って行った。途中に道標は一切ない。