大分県福万山(1236m)

 

       福万山頂へ続く稜線を歩く

2018年4月10日  由布市の北に広がる福万山を歩く

  大分自動車道を日田方面へ走っていると、由布岳の北側を過ぎるあたりから正面に大きく表れるのが福万山である。九州百名山には入っていないもののすそ野の 広がったきれいな姿をしている。福万山の北側には広大な自衛隊の日出生台演習場が広がっており、九重山あたりまでも演習中の砲弾の音が聞こえてくる。

 山頂までは南側から登れるということなので、湯布院IC近くのスポーツセンターに車を置き、初夏を思わせるような春の日差しの中、山頂を目指した。






スポーツセンター駐車場10:00-杉 林入口10:50―稜線上の1187mピーク12:00―福万山山頂12:30(昼食)13:00―杉林入口14:00―駐車場14:30(全行程8. 6km)


 ネットで見ると、帰路は山頂から西へ少し戻り南にのびた尾根を一 気に下りゴルフ場脇に出てくるルートをたどっている報告が多いが、センター所員によると「このルートは別荘地帯に入った後こちらへ戻るルートがなく結局は 遠回りである」とのことだった。さて真実はいかに???

 

         
 スポーツセンター駐車場。登山者は有料 (300円)である。所員からは稜線のルートを往復する方が良いとのアドバイスあり。
   舗装道路を300mほど進みユムタ高原の中を 登り始める。正面右側が山頂である。
   やがて灌木の中に入る。新緑の頃は気持ちの良 い散策路となりそうだ。
         
 鹿の食害と思しき傷跡(高さは1.2m程ま で)のある木がいたる所で見られる。
   若芽が枝いっぱいに広がっている木も何本かあった。    その後一旦杉林に入るが、涸れ沢を渡って隣の 尾根に登るころからまた落葉樹林の中となる。
         
 落葉樹林帯をぬけると草原に出て一気に視界が 広がる。

   周りにはアセビなどの低木が生えている。ここ のアセビは黄色身の強い色をしている。    登山路沿いで見かけたスミレの数々・・・
         
これも同じ。

  これも・・・     稜線上に1187mのピークがあり、ここから 山頂(中央奥)まで波打つ登山路の稜線歩きである。右後方には由布岳の頭も見えている。



 ほどなくして山頂に立つ。360度の展望が開 ける。
   山頂からは由布岳が真正面に見える。こちらか らは東峰が隠れて双耳には見えない。    山頂北方に広がる日出生台演習場。広大な平原 であった。