福岡県福智山(901m)

九州百名山「地図帳」(山と渓谷社)No3

 

稜線近くの美しい新緑

山頂では360度の視界が広がる

2018年5月21日  福智山ダムサイトから福知山へ

 何の予定も 入っていないこの日、「福岡県は晴れ」との天気予報から急遽福智山に登ることにした。前回(20数年前)上野方面から登っていたので、今回は福智山ダムの 方向から回ることにした。が、今回は大きなミスを3回やってしまった。

 第1はダム周囲の道路が一方通行であることに気付かず進入してしまい、通行人に止められあわてて逆周りをしたことである。「大型車進入禁止」の看板に気 を取られその上の進入禁止の標識を見落としてしまっていた。反省・・・・

 2点目はガードレールに立てられた登山口の標識は見たものの、ガードレールの裏側を行くことに気づかず、矢印に従って橋を渡り林道から上って行ったこと である。帰りに逆に下ってみてガードレール裏の隙間に気付いた次第である。

 3点目は山頂から上野越方面へ下っているつもりが実は上野峡方向へと下ってしまったことである。下の方に鷹取山も見えたので安心してしまい、GPSも見 ずに下ってしまった。幸い林道で修正できたので大事には至らなかった。

 事前の周到な準備が不可欠と反省しきりである。 

駐車場10:40―大塔の分れ11:15―大塔の滝11:35―烏落ち12:35―福智山山頂13:10(昼 食)13:35―林道出合14:15―上野越14:45―大塔の分れ15:15―駐車場15:35(全行程7.3km)

 

         
  ガードレールに取り付けられた登山口の表示。「登山口は←」と書いてある。登山口はもう少し先だと判断して道路を進むが次の表示がなかったので林道を登っ ていく。(正しくはガードレールの裏に入り、電柱の横を下る。)

    林道をしばらく歩くと右下から登山路が合流した。以後は谷沿いの踏み跡をたどり歩くことができた。
    大塔の分れ。林道から左に分かれ渓流沿いに樹林の中を歩く。
         
  大塔の滝。10m程度の滝だが雰囲気の良い場所である。

  滝の左岸を迂回してさらに登る。大塔の滝上部にも数か所小さな滝があった。     谷の斜面も緩やかになり、ほどなくして稜線上に出た。「烏落し」と呼ばれているらしい。カラスがどうやって落ちるのか不思議な地名だった。

         
  稜線上を山頂へ向けて登っていくと避難小屋に到着する。さらに登り樹林帯をぬけて笹原の中に出ると山頂は近い。

    山の神の祠。石造りの頑丈な祠だった。     山頂の表示板の前で記念撮影。
         
  山頂から北東方面には平尾台が広がっている。石灰岩の採石場が大きく広がっている。

    山頂の南西方向の足元には小ピークがあり、その右後ろに鷹取山が頭を出している。
小ピークへの踏み跡を下れば鷹取山方向へ行くものと思い込んだのが3度目の間違いだった。

    樹林帯の中の急斜面を下る。



  林道出合から上野越への登り口まで林道を歩く。
    ルートミスから登ることになった上野越までの登りは、緩やかな坂で内心ホッとした。ここが急坂であれば自分のミスに腹の立つところだ。
    最後に渓流を渡り、坂を上ると因縁のガードレール裏側に出た。

 今回はいろいろと違う道が通れて楽しかったと考えよう。
 


福 智山で出会った花々

       

















シモツケ(白)
モ ミジウリノキ