福 岡県英彦山(1200m)
九州百名山地図帳(山と渓谷社)No6


2015年6月29日・・・中岳から北岳の奇岩(100m超えの望雲台)とオオヤマレンゲへ
 
 
              望雲台へ向かう途中の鎖場。急傾斜ではあるが足場はしっかりとしています。 

  梅雨の真っただ中、つかの間の晴れ間を狙い友人と3人で英彦山を目指します。天気の急変時にも滑らずに歩けるよう、北岳から山頂を回り表参道を下る コースを考えました。
 別所駐車場9:50ー高住神社11:00-望雲台11:30ー北岳山頂 12:30-中岳山頂(途中昼食30分)13:40-奉幣殿14:50ー別所駐車場15:30

別所駐車場 から遊歩道を1時間程歩き、高住神社に着く。ここから北岳へと急坂を登る。

この辺りは 樹齢数百年に及ぶ杉の大木が荘厳な雰囲気を醸し出している。 高住神社上 部の奇岩。これは逆鉾岩かな?
望雲台につながる鎖場。歩くだけの幅はある のですが、足元にご用心。 崖にかかる鎖場を這い登るとそこが望雲台。幅が狭いため頑丈な手す りが付けてある。

展望台の北側は100mを超える絶壁。身を 乗り出して覗いてみても足元は見えない。


北岳山頂直下のオオヤマレンゲ。わずかに2 輪でしたがこの時期まで残っていたのはラッキーです。 北岳の山頂。シカの食害を防ぐため植樹には 金網がまかれている。シカは、下山途中の道端で悠々と草を食べているのを数回見た。

中岳山頂の 標柱の前で記念撮影。


 英彦山は4度目でしたが、この山は標高の割には山の奥深さが感じられます。ブナなどの広葉樹とともに杉、ヒノキといった針葉樹も含めて、結構な巨木があ りました。
山岳宗教の地だったせいかうまく保存されてきたのではないかと思います。しかしながら、山頂付近の北側には倒木の目立つ地域があります。台風による倒木だ そうです。
倒壊している部分には大きな樹木はほとんど残っていません。徹底して倒れています。森林は微妙なバランスの上に成り立っていることを改めて知らされまし た。
 身近な手軽な山でこれだけ自然が感じられるとはすばらしい山だと思います。ただ、石段の下りには足が悲鳴を上げますが・・・
というわけで、最後はケーブルカーに乗って下りました。このケーブルカーはミカン移送用機器メーカーの作とか。



2016年10月18日福岡県英彦山(北岳1192m 中岳1180m 2015年とは逆回り)へ

 
 
              朝の参道は人影もなく、木漏れ日が差し込んで美しい風景だ 

  秋の気配を感じるころ、友人と3人で英彦山へ出かた。日田市から国道211号線を使って別所駐車場へ向かったが、
途中にコンビニがなくて昼食の確保に苦労する(途中の道の駅でフライングして売ってもらうことに)。登山者の車は2~3台しかないので静かな登山となりそうだ。
 別所駐車場9:30ー神社参道9:40-奉幣殿9:50ー中宮10:35行者堂11:10-中岳山頂11:30(途中昼食30分)12:00-北岳12:20
ー望雲台13:00-高住神社13:25-別所駐車場14:10


奉幣殿までは立派な石段だが、そのあとはを過ぎると、石段 山頂直下にある行者堂。左手に水場もあるが、今は飲める状態ではない。 英彦山神社上宮の内部。社屋は風雨を避けるために戸板で覆われている。

中岳山頂の標柱前で記念撮影。頂上には上宮が建っておりこの場所は山頂よりも10mほど下がった所にある。
トイレを備えた休憩所が新しくなっていた。バイオトイレのようだ。ありがたい。 北岳からの下り道から右に分岐して望雲台へと向かう。この登り道は狭くて急で、いつも苦労する。


望雲台の上にて。この日山頂はガスがかかっていたが、望雲台からはよく見通せた。足元の絶壁もよく見えた。 高住神社参道の杉の巨木群。裏山の中も含めて数十本はあろうか。

スキー場跡は、一面ススキが波打っている。この上を滑れそうだ。



 今回は昨年と反対周りに英彦山を歩いた。北岳から高住神社までの下りは、北向きの傾斜のきつい斜面を下ることになる。
苔むした岩が多く、常にスリップの危険を感じ、緊張を強いられた。逆回りの方がよさそうだ。