宮 崎県・熊本県烏帽子岳(1692m)
九州百名山地図帳(山と渓谷社)No51


2015年5月8日・・・・宮崎県との県境の尾根道を新椎 葉越えから歩く
 
 
              尾根道にはブナ等の巨木がいたるところ にあり、静けさを演出してくれる。 

 新椎葉越えの林道駐車場から、すぐ南の白鳥山・時雨岳へはヤマシャクヤクを目指して多くの登山客が訪れていますが、我々はあえて北方向へ歩きました。
ネット等で見ると、この道は深いスズダケに覆われており、時期によってはヤブコギになることも予想されるため、今の時期に登ってみました。
 新椎葉越駐車場9:45ー椎葉越10:10-五勇山分岐11:50-山頂  12:00(昼食)12:30-駐車場14:10



新椎葉越え の駐車場。すでに10台程度あるがほとんど白鳥山方向では?
駐車場から 北に入り口がある。この場所ですでに1500m程度あり、標高差は300m程度?
少々起伏があっても軽いかな?


いきなりス ズダケ。きれいに切り払われているが眺望がないのが残念。


途中のピークでは素晴らしい展望が・・・。 途中から山頂も見えだした。中央左に見える岩の上が山頂のようだ。


山頂は石灰質の岩石に覆われている。山頂であった方は、国見岳、五 勇山を周回される方ばかりでした。


山頂から北側には国見岳が間近に見える。




南東の方向には市房山(右)や石堂山 (左)。この日は右手に霧島連山も見えていた。


南側の足元には、登ってきた尾根筋が見えて いる。中央は白鳥山。


山頂北側に はシャクナゲの群落があるが、今年は蕾も少ない。ぱらぱらときれいに咲いていた。

シャクナゲは残念だったが、いたるところにムシカリ(オオカメノキ)の白い花が咲いており、新緑に清楚な彩りを添えている。


ブナの古木に巨大なサルノコシカケが付いている。


 尾根道は緩やかな上り下りの繰り返しで気持ちよく歩くことができました。しかしながら距離があるため結構時間はかかりました。
目の前のピークを過ぎれば頂上が見えるだろうと期待しながら何度も裏切られ、いい加減うんざりもしました。
登山道はよく整備されており、豊かな樹木に囲まれていたるところで鳥がさえずっており、鳴き声を聞いていると飽きません。
 ただ、スズダケが深いせいか地面に緑が少なく(バイケイソウは別ですが)春の草花はほとんど見かけませんでした。
おまけに帰り道には今年初のニョロに出会ってしまい、季節の到来を感じました。