福 島県磐梯山(磐 梯山1819m)


2016 年10月24日・・・ 真っ盛りの紅葉と山頂の冬景色を訪ねて 
 
 
    木々の紅葉に包まれ、足取り軽く会津の山を歩く

 「会津磐梯山は宝の山よー」でおなじみの磐梯山。猪苗代から何度か眺めてはいましたが、気軽に登れそうなことと裏磐梯の爆裂噴火の痕跡が見たくてこの季 節に訪れることにしました。
前日、会津若松に宿泊し、一番楽そうな八方台コースを往復することにしました。
 前日の冷え込みで山頂付近には白く霧氷がかかっており、すそ野の紅葉と面白いコントラストが楽しめました。

八方台登山口8:40ー中の湯跡9:10-弘法清水小屋10:35-磐梯山山頂10:55 11:10-弘法清水小屋11:30(小休止)ー中の湯跡 12:30―八方台登山口12:50
標高 1200mの高さに八方台はあり、トイレ等も整備されている。 登山口付近 から望む磐梯山山頂。左側が吹き飛んで裏磐梯へと駆け下ったらしい。 左手が中の 湯跡。1990年に廃業したそうで、当時の建物などの廃墟が残る。

この辺りの高さが紅葉のピークで、どちらを 向いても美しい。 尾根に登ると眼下に銅沼(あかぬまと読むらしい)が現れる。裏磐梯 の五色沼の水源となっているらしい。 遠くには裏磐梯最大の湖「檜原湖」が見えて くる。爆裂噴火(磐 梯山1819m)の12億立方メートルの土砂が広く谷を埋め尽くしている。

紅葉に見とれて立ち止まること数十回。予定 時間よりも遅れそうだ。 弘法清水小屋の付近まで来ると付近はなだら かな地形となる。ここから左手には「お花畑」の表記もあった。

「弘法清 水」と呼ばれる水場。弘法大師も全国を回ってさぞや大変であったろう。
ここまでは 秋真っ盛りであったが、この先は白一色の冬の装いに変わる。気温もマイナスで風が冷たい。 山頂はガス がかかり残念ながら猪苗代側は見通せなかった。みな凍えながら記念撮影をし、そそくさと下山している。

山頂の表記 は三角点より10m程下ったところに立ててあった。
弘法清水小 屋で「おしるこ」をいただき冷めた体を温めた後、火口壁の方へと回ってみた。足元に切れたった崖はあるが、反対側には何もない。すべて吹き飛んだというこ とか。 流れ下った岩石が堆積して出来上がった裏磐 梯の風景。右手奥あたりが「五色沼」になる。 登山口に到着。美しい景色でした。満足。
(磐 梯山1819m)



  下山後、裏磐梯の五色沼を歩いた後、麓の磐梯山噴火記念館に行き噴火当時の記録が閲覧できた。

12 億立方メートルの容積の土砂が吹き飛んだとあるが、計算してみると1km×1km×1.2kmである。
記 念館の資料には最大で標高が600m下がった所もあるとのこと。恐ろしい規模の噴火である。