熊本県根子岳東峰(1408m)

九州百名山(山と渓谷社「地図帳」)No43

 

2017年11月7日 紅葉真っ盛りの根子岳東 峰へ

       紅葉に包まれた天狗岩(白い部分 は熊本地震による崩落部分)









 根子岳の紅葉は、11月3日からの3連休中に複数の新聞に掲載され、現在真っ盛りとのことであった。
 根子岳については、北面のヤカタガウドの紅葉が美しかったとして記憶に残っているものの、数年前の集中豪雨や昨年の熊本地震の影響で現在は入れる状況に はない。南面は紅葉時に登ったことがなかったため、7日曇り空のもと、知人と3人で大戸尾根を東峰へと登ってみた。





大戸尾根登山口8:50 ― 天狗岩の展望地9:50 ― 東峰山頂11:00 11:15 ―(昼食20分)― 登山口 12:50 (5.2km)








 

   
上色見付近から見た根子岳山口谷方面。全山紅葉しており期待できそうだ。

  大戸尾根登山口の駐車場。平日にもかかわらず10数台が駐車。


  駐車場から林道を進み牧野への入り口が登山口になっている。

   
尾根に取り付くと、植林帯と紅葉樹林の境界を登る。ここの紅葉は頭上に展開する。



  この辺りがちょうど見頃といったところか。霜焼けもなくみずみずしい色合いだ。   しばらくすると尾根の東側も展望が開けてくる。
   
途中の木製階段 を越えると左側の地獄谷側も展望が開けてくる。谷の中をのぞき込むとカラフルな世界が広がっている。何度も立ち止まり、覗き込み、シャッ ターを押し、一向に進まない。


  見上げれば天狗 の岩峰がそびえており、鮮やかな色彩の世界と、無機質な岩の世界とのコントラストが織りなすすばらしい絵画である。   それにしても天 狗のコルの崩落は痛々しい。あの地震の時、地響きを立てて崩落するさまが、あたかも見ていたように描き出される。


東峰山頂付近の紅葉はピークを過ぎているようだ。北側の斜面も上部では落葉した樹木が多い。

山頂はブヨ?が多く、顔の汗に集まってくる。写真撮影後早々に退散し、しばらく下ったところで昼食をとった。
今年の紅葉はこれで見納めかと思うと、登りに十分堪能したはずの紅葉に、下りでもまた足を止めてしまう。それにしても出るの はため息のみ!!