阿蘇 烏帽子岳(1337m)


2017 年2月25日 熊本県阿蘇山の登山規制が規一部解除された烏帽子岳へ(烏帽子岳1337m




 烏帽子岳山頂。尾根筋には亀裂が走り、左側は山肌が大きく崩落してい るため、山頂手前20m程にロープが張られ立ち入りは規制されている。
 

 昨年の熊本地 震とそれに続く豪雨とで登山規制されていた阿蘇山も、2月17日にその一部が解除され、烏帽子岳では1ルートだけ登山可能となった。
阿蘇山は登山道も現在阿蘇市坊中 からの1本しか利用できず不便なままである。麓から見上げる阿蘇山は至る所で崩落しており、見るたびに悲しく心が痛む。
ようやく登山可能となった烏帽子岳に2年ぶりに登ってみることにした。
 草千里駐車場はがらんとして2,3台しか駐車していない。駐車料金もまだ徴収していなかった。ここから草千里を通って往復する。



草 千里駐車場10:25―尾根筋 へ10:50 烏帽子岳山頂11:10 11:25ー駐車場12:00(全行程3.3km)




山上広場から烏 帽子岳東斜面を望む。いたる 所に山肌が露出しており、地震のすさまじさが伝わる。


草 千里の草原を烏帽子岳へ向けて歩く。ここ から左の尾根に上がり、稜線を山頂まで辿る。
草 千里奥から見た烏帽子岳北面。東面ほどで はないがこちらも方々で崩落している。


尾根筋に登ると 霧氷が見えてくる。雪は残っ ていないものの寒気のふきつけで北西方向に霧氷が着いている。


霧 氷の幅は2cm程度。今日の気温からして 日差しが出てきたら落ち始めるだろう。
規 制線手前の「仮の山頂」。ここから草千里 西側へ下るルートもあったが、立ち入り規制の看板が立っている。


山 頂の南側尾根は両側ともに崩落しますます 痩せ尾根になってしまった。

崩 落して地肌が露出している部分に太陽光が 当たり、水蒸気が湧いてくる。水蒸気の量はすさまじく、時折前が見えなくなるほどだ。

山頂から見た草 千里とその奥の杵島岳。




登 山道途中から見た杵島岳。右側(東面)の 赤っぽい部分は表土が崩落して赤茶けた溶岩が露出しているため。
山頂から見た中岳火口。現在はレベル1まで 落ちてきたが、いまだに火口周辺へは立ち入れない。

登 山道途中で見かけたアセビ。われ関せずと びっしり蕾を付けている。